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保護わんにゃんとの生活を軸に、石垣島の暮らしをつづります。
*ayapani*

先日、八重山古典音楽コンクールの紹介をした時に「あやぱに賞」のことを書きましたが、今日はもうすこし詳しくお話ししますね

八重山民謡を習うとほとんどの方がまず最初に教わる曲『 鷲の鳥節 』

この八重山の代表的な民謡『鷲ぬ鳥節』は、巣立ちを迎えたカンムリワシが、元日の朝、日の出とともに東の空に向かって飛び立つ様子が唄われており、たいへんおめでたい曲として、正月や行事の座開きで唄われます
そして、この幼鳥の美しい羽のことを綾羽(あやぱに)と言うのです

『 鷲ぬ鳥節 』

1 綾羽(あやぱに)ば生(ま)らしょうり  びる羽ば産(しい)だしょうり                 
2 正月(しょんがつ)ぬ早朝に(すとぅむでぃ)  元日(ぐゎんじつ)ぬ朝ぱな             
3 東(あがる)かい飛びちぃけ  太陽(てぃだ)ばかめ舞いちぃけ          

〈 訳詞 〉
1 綾羽の(鷲)が孵った 綾なす羽のヒナが孵った         
2 正月の早朝に  元日の明け方に
3 東の空に向かって飛んでいけ 太陽に向かって舞って行け

0510081.jpg
これは、以前のコンクール発表会で座開きを演奏している合格者の皆さん


さてこのカンムリワシとは、国内では八重山諸島に生息し、絶滅危惧種や特別天然記念物に指定されている貴重な野鳥のこと。

08wasi.jpg

車で毎日北部を走っていると案外よく見かけますが、高~い木や電柱の上に止まっていたり、大空を舞っていたりで、私のコンデジではなかなか撮影できませんでしたが…

この時は幸い、とても低い木の枝に幼鳥が止まっていて、近寄ってもじっとしてくれたので撮影に成功
でもあまりにじっとしていたので心配になり、後で野生生物保護センターへ連絡してみたら「親とはぐれた幼鳥がどうしたらいいのかわからずに固まっていることがある」ということで、その後保護されしかるべき場所で放鳥して頂きました   よかった~

4ヶ月ほど前このブログを始めるとき、何もわからずとても新鮮な気分だったので、その気持ちを忘れないように、とHNを「ayapani」に決めたのでした
 
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【2011/10/19 06:44】 | 八重山民謡
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