捨てられた猫や犬の保護や里親さん探しの活動を中心に、南の島での暮らしを綴ります。
ユマニチュード講演会
2015-07-25 (土) | 編集 |
*ayapani*

7月23日の夜、石垣市健康福祉センター検診ホールにて
『 優しさを伝えるケア技術 ユマニチュード 講演会 』 が開催され参加しました。

DSC07951 - ユマニチュード

ユマニチュードとは、フランスで35年ほど前にイブ・ジネスト氏らが考案したケア技法で、知覚と感情、言語による包括的なコミュニケーションから作り出されています。

さまざまな機能が低下して他者に依存しなければならない状況になったとしても、最期の日まで尊厳をもって暮らし、その生涯を通じて“人間らしい”存在であり続けることを支えるために、ケアを行う人々がケアの対象者に「あなたのことを、わたしは大切に思っています」というメッセージを常に発信する ― つまりその人の“人間らしさ”を尊重し続ける状況こそがユマニチュードの状態であると、ジネスト氏らは定義づけています。

DSC07950 - 本田先生とジネスト先生

講師のイブ ジネスト先生と、座長の 本田美和子先生

DSC07945 - 会場

会場はとても広い検診ホールでしたが、準備していた300席では足りず、
追加の椅子を補充しても更に立ち見が出るほど、高い関心を集めました。
新聞によると参加者は380人、ほとんどが医療、看護、介護の関係者です。

DSC07941 - 手話通訳

司会の今村先生 
日本語通訳と、手話通訳も付きました。


講演ではフランスや日本、アメリカでの介護現場のビデオを交えながら

「相手の目を見る」 認知症の人の正面で、目の高さを同じにして、近い距離から長い時間見つめます。斜めや横から視線を注ぐのではなくまっすぐに見つめ合うことで、お互いの存在を確認することができます。目の高さを同じにすることで、見下ろされているような威圧感を与えず、対等な関係であることを感じてもらいます。近くから見つめると、視野が狭くなりがちな認知症の人を驚かすことなく接することができます。

「常に話しかける」 優しく、前向きな言葉を使って、繰り返し話しかけます。介助をするために体に触れる場合も、いきなり触れるのではなく、触る部分を先に言葉で伝えて安心感を与えてあげます。例えば、洗髪を行う場合に「とてもきれいな髪ですね。これから、髪に温かいお湯をかけますね。気持ちがいいですよ」などと話しかけます。しかも、できる限り目と目を合わせながら行うようにするといいようです。

「優しく触れる」  認知症の人の体に触れて、スキンシップをはかります。決して腕を上からつかむような感じではなく、やさしく背中をさすったり、歩くときにそっと手を添えてあげる等、認知症の人が安心できるように工夫します。

「立位をとる」  認知症の人が寝たきりにならないよう、自力で立つことを大切にします。歯磨きや体を拭くような時でも、座ったままではなくできるだけ立ってもらいます。立つことで筋力の低下を少しでも防ぐことができますし、座ったり寝たりしている時よりも視界が広くなって、頭に入る情報量を増やすことができます。

以上4つのことを基本とした患者目線の技術を具体的に説明し
ユマニチュードの習得者と非習得者に対する患者の反応が映し出されたビデオでは
その違いに会場から驚きの声が!

また、看護・介護者のみならず、患者(利用者)のストレスが減り、満足度が上がったという報告も紹介されました。

DSC07957 - ジネスト先生

講演後のジネスト先生、グリーンのサロペット姿 とってもかわいいです(笑)


認知症である前に、まず尊厳をもった人間である

当たり前のことに改めて気づかせていただきました。



↓ こちらはジネスト先生のことが紹介されたテレビ番組です。
 



認知症ケア / ユマニチュード





 
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