*ayapani*
昨土曜日の午後、石垣市健康福祉センター検診ホールにて
~新しい地域支援に向けた市民フォーラム~ が開催され行ってきました。
テーマは 『 高齢者を支えるこれからの介護保険制度 』

中山石垣市長の挨拶から始まり

第一部
厚生労働省老健局 総務課・介護保険計画課・振興課併任 課長補佐(長っ
)
服部真治氏による基調講演
『介護保険制度改正と日常生活総合支援事業について』
介護保険制度発足から経過、現状、今後の課題についてと、
介護予防、地域包括ケアシステムなどについてのお話がありました。
10年後の2025年には、団塊世代の多くが後期高齢者となり要介護者が大幅に増えるが、働く世代の人口はどんどん減少し続けてゆき、このままでは高齢者を支えきれなくなってしまうため、今のうちから地域で市民同士が支え合うシステムを構築しましょう、ということ。
次に、公益財団法人さわやか福祉財団 会長の堀田力氏による講演
『みんなで創ろう 助け合い社会』

第一声に
「自分の身近な家族が要介護者になったら、皆さんはどうされますか?
どこかへ捨ててしまいますか?
まさかそんな冷たいことはできませんよね、家族で介護しますよね。
それが長期間続いてしまったら?
介護サービスを利用しようと考えますよね。
… 」
そして基調講演で服部氏がお話しされたように、今後制度の継続が厳しくなっていくことが予想されるために、市民自らが助け合いの社会を築いていきましょう、というお話でした。
第2部は3名のパネリストによる活動報告

向かって左 社会福祉協議会の玉盛拓美氏より
地域福祉ネットワーク事業として、地域の老人会と小学校の交流や、ふれあいサロンの開所など、活発に活動されている様子がスライドと共に紹介されました。
真ん中は、あざに会の高宮節子氏
あざにとはアダンのことで、樹木は防風林や防潮林の役割を担い人々の生活を守ってくれたり、棘のある葉は伝統的な民具の材料となったり、新芽は食材になったり、と多様な面を持つ植物です。
あざに会の平均年齢はなんと84才とのことですが、現在ナベーラ(へちま)を使って、帽子や靴の中底、ランプなどを製作販売しているそうで、その生き生きとした声と表情に魅了されました。
(ちなみにへちまのことを沖縄本島では「ナーベラー」と言いますが、八重山では「ナベーラ」と伸ばすところが違うとのことでした)

そして右は ホーマ村皆家族会(むーるやーにんじゅー会)会長の長浜末子氏。
大浜(ホーマ)地域における、長年の公民館活動の取り組みを紹介。
マップ作りや支援が必要な家庭の把握、訪問、交流等、平成3年頃から継続して活動しているそうですよ。
皆さん、素晴らしいですね!
第3部

大分県竹田市 第1層生活支援コーディネーター 高木佳奈枝氏による実践報告
「人材育成から始まった、市民が主役の支え合う仕組みづくりとその実践」
竹田市では高齢化率がななんと43%
(ちなみに石垣市は18%)と、全国トップクラスとなっているそうです。
そんな中、地域の課題を模索し、人づくり、拠点づくり、ニーズ調査などを経て「暮らしのサポートセンター」を立ち上げ、会員同士でちょっとした困り事を安価な報酬を支払い助け合う、というシステムを実践され成功しています。
ちなみに石垣市では、先ほどパネリストとして報告された長浜末子氏が、石垣市地域包括支援センター職員として生活支援コーディネーターを担うことになるそうですよ。

さらに、さわやか福祉財団インストラクターリーダー 阿部かおり氏による
「助けられ上手ゲーム」
事前に配布された「ある・なし」の用紙を使い、会場の参加者全員が質問に答える、
という方式。
なぜか最初に、「ある」の用紙だけに自分の住んでいる地域名と氏名を記入します。

「自分の暮らしている地域で、ご近所との交流はありますか?」
「その地域に、みんなが集まる場所や自分の居場所はありますか?」
「その地域に障害や高齢などで困っている人がいたら、助け合っていますか?」
これ、なかなか楽しかったですよ
そして最後の質問
「自分の地域で支え合いの取り組みが始まるとしたら、その話し合いに参加してみますか?」
ある を挙げた人の用紙がすかさず全て回収され、

堀田氏から石垣市福祉部長の知念氏へ、どっさりと手渡されました。
え~! なにこれ? だまし討ちかい? …と感じてしまいましたが
会場の和やかな雰囲気の中、みんな笑顔でお開きとなりました。
長時間でしたがあっという間に感じた市民フォーラム。
どうか石垣市に明るい未来がありますように。。。

昨土曜日の午後、石垣市健康福祉センター検診ホールにて
~新しい地域支援に向けた市民フォーラム~ が開催され行ってきました。
テーマは 『 高齢者を支えるこれからの介護保険制度 』

中山石垣市長の挨拶から始まり

第一部
厚生労働省老健局 総務課・介護保険計画課・振興課併任 課長補佐(長っ

服部真治氏による基調講演
『介護保険制度改正と日常生活総合支援事業について』
介護保険制度発足から経過、現状、今後の課題についてと、
介護予防、地域包括ケアシステムなどについてのお話がありました。
10年後の2025年には、団塊世代の多くが後期高齢者となり要介護者が大幅に増えるが、働く世代の人口はどんどん減少し続けてゆき、このままでは高齢者を支えきれなくなってしまうため、今のうちから地域で市民同士が支え合うシステムを構築しましょう、ということ。
次に、公益財団法人さわやか福祉財団 会長の堀田力氏による講演
『みんなで創ろう 助け合い社会』

第一声に
「自分の身近な家族が要介護者になったら、皆さんはどうされますか?
どこかへ捨ててしまいますか?
まさかそんな冷たいことはできませんよね、家族で介護しますよね。
それが長期間続いてしまったら?
介護サービスを利用しようと考えますよね。
… 」
そして基調講演で服部氏がお話しされたように、今後制度の継続が厳しくなっていくことが予想されるために、市民自らが助け合いの社会を築いていきましょう、というお話でした。
第2部は3名のパネリストによる活動報告

向かって左 社会福祉協議会の玉盛拓美氏より
地域福祉ネットワーク事業として、地域の老人会と小学校の交流や、ふれあいサロンの開所など、活発に活動されている様子がスライドと共に紹介されました。
真ん中は、あざに会の高宮節子氏
あざにとはアダンのことで、樹木は防風林や防潮林の役割を担い人々の生活を守ってくれたり、棘のある葉は伝統的な民具の材料となったり、新芽は食材になったり、と多様な面を持つ植物です。
あざに会の平均年齢はなんと84才とのことですが、現在ナベーラ(へちま)を使って、帽子や靴の中底、ランプなどを製作販売しているそうで、その生き生きとした声と表情に魅了されました。
(ちなみにへちまのことを沖縄本島では「ナーベラー」と言いますが、八重山では「ナベーラ」と伸ばすところが違うとのことでした)

そして右は ホーマ村皆家族会(むーるやーにんじゅー会)会長の長浜末子氏。
大浜(ホーマ)地域における、長年の公民館活動の取り組みを紹介。
マップ作りや支援が必要な家庭の把握、訪問、交流等、平成3年頃から継続して活動しているそうですよ。
皆さん、素晴らしいですね!
第3部

大分県竹田市 第1層生活支援コーディネーター 高木佳奈枝氏による実践報告
「人材育成から始まった、市民が主役の支え合う仕組みづくりとその実践」
竹田市では高齢化率がななんと43%

そんな中、地域の課題を模索し、人づくり、拠点づくり、ニーズ調査などを経て「暮らしのサポートセンター」を立ち上げ、会員同士でちょっとした困り事を安価な報酬を支払い助け合う、というシステムを実践され成功しています。
ちなみに石垣市では、先ほどパネリストとして報告された長浜末子氏が、石垣市地域包括支援センター職員として生活支援コーディネーターを担うことになるそうですよ。

さらに、さわやか福祉財団インストラクターリーダー 阿部かおり氏による
「助けられ上手ゲーム」
事前に配布された「ある・なし」の用紙を使い、会場の参加者全員が質問に答える、
という方式。
なぜか最初に、「ある」の用紙だけに自分の住んでいる地域名と氏名を記入します。

「自分の暮らしている地域で、ご近所との交流はありますか?」
「その地域に、みんなが集まる場所や自分の居場所はありますか?」
「その地域に障害や高齢などで困っている人がいたら、助け合っていますか?」
これ、なかなか楽しかったですよ

そして最後の質問
「自分の地域で支え合いの取り組みが始まるとしたら、その話し合いに参加してみますか?」
ある を挙げた人の用紙がすかさず全て回収され、

堀田氏から石垣市福祉部長の知念氏へ、どっさりと手渡されました。
え~! なにこれ? だまし討ちかい? …と感じてしまいましたが
会場の和やかな雰囲気の中、みんな笑顔でお開きとなりました。
長時間でしたがあっという間に感じた市民フォーラム。
どうか石垣市に明るい未来がありますように。。。

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